2021年01月06日 08:00
緊急事態宣言の影響
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沖縄で小売事業を展開する「サンエー」が9~11月決算を発表した。

  • 営業収益は前年比0.1%減の483億円
  • 営業利益は7.3%減の17億円
  • 11月の既存店売上は前年比103.8%に回復

沖縄県では8月1日~9月5日にかけて緊急事態宣言が発令され、サンエーは休業や営業時間短縮等の影響を受けた。

月次推移では、9月の既存店売上が前年比91.3%に減少。緊急事態宣言解除後の10月は102.7%、11月は103.8%に回復した。

サンエー

コンビニ業態「ローソン沖縄」はマイナス影響を受ける一方で、総合店舗(GMS:⾐料品、⾷料品、住居関連⽤品、外⾷)における食料品部門は巣ごもり需要により堅調に推移している。

サンエーは2020年8月、うるま市石川に総合小売店舗「サンエー石川シティ」をオープンした。店舗面積は9862㎡、1,000台もの駐車場を構え、沖縄県内で3番目に人口が多い都市で集客拡大を目指す。

また、10月には自社ネット通販サイトを開設したほか、外食テイクアウトの取り組みを強化するなどライフスタイルとニーズの変化に対応した施策にも注力している。