地方でも「出前館」
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国内フートデリバリー大手の出前館が9〜11月期決算を発表した。
- 売上高は前年比2.3倍の42.3億円
- 営業損失は31.9億円に拡大
- 出前館事業の売上高は40.4億円(前年比2.7倍)
- 『出前館』の加入店舗は3ヶ月間で1.2万店舗増えて4.5万店に
傘下に入ったLINEとの連携のもと、積極的な成長施策を進める。目指すのは「デリバリーの日常化」だ。
まず著しいのが、加盟店の拡大である。コロナ禍で飲食店にとってもデリバリーへの参入は必須だ。マクドナルドなどの大規模チェーンから、地元の小型店舗まで幅広い導入が進む。
自前の配送網「シェアリングデリバリー®」の拡大も進む。大分や山梨、三重、石川での開始で29都道府県に広がり、同サービスによる配達件数は前年比約5倍に急増。もはや都会だけのサービスではない。
アクティブユーザーは前年同期から51.9%増えて471万人となった。テレビCMなどのブランド訴求の他、11月10日からLINEアカウントとの連携を開始、ユーザー数の拡大と利用促進につながった。
2021年8月期の通期業績予想に変更はない。売上高は前年比2.7倍の280億円、営業損失は130億円を見込む。