2020年11月05日 07:37
南米でもEC特需つづく
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中南米でEC事業を展開するメルカドリブレが先ほど発表した7〜9月期決算は、最終損益が1,504万ドルの黒字だった。前年の赤字(1.46億ドル)と比べると、大幅な改善である。

  • 売上は11.2億ドル(前年比85%増)、営業利益は8,307万ドル
  • ユニークアクティブユーザが7,610万人(前年比92%増)に加速
  • GMV(取扱総額)は59億ドル、ドルベースで前年比62%の拡大。現地通貨ベースでは117%の拡大
  • GMVのうちモバイルが70%を占めた。前年比で284%の拡大

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決済サービスも猛烈な成長

  • 決済サービス「Mercado Pago」も成長、決済総額は前年比92%増の145億ドルに。現地通貨ベースでは161%増
  • EC需要を背景にオンライン決済が拡大、前年比204%増に加速
  • モバイルウォレットは32億ドルを取り扱った。現地通貨ベースで前年比380%の拡大

今最も伸びているインターネット企業の一つがメルカドリブレである。 南米の会社なので日本で見ることはないが、ブラジルやアルゼンチン、メキシコを中心に急成長が続く。

時価総額は654億ドル。かなり強い決算だったが、株価は今のところ時間外取引で横ばいだ。