過去最高益でも株価急落。中南米のフィンテック企業Nu、2026年は「投資の一年」へ
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中南米のフィンテック企業Nu(Nu Holdings)が2月25日、2025年本決算を発表しました。Q4の売上高は49億ドルと前年比45%増、純利益は8.95億ドルに拡大。通期売上高は163億ドル(同45%増)、純利益29億ドル(同51%増)と力強い成長を見せています。
創業者でCEOのダビド・ベレス氏は「2025年は素晴らしい年だった。Q4は当社のビジネスモデルの強さを如実に示した」と総括。顧客ロイヤルティからエンゲージメント、収益性に至るまで、主要指標のほぼすべてが改善方向に動いたと述べています。
同時にNuは、2026年を「転換の年」と位置づけています。目標に掲げるのは、中南米のリーダーから国際的なデジタル銀行プラットフォームへの進化。米国での国法銀行免許の条件付き承認を取得するなど、これまで以上の野心的な打ち手に着手しました。
短期的には、戦略投資に伴うコスト増も見込まれています。CFOのギリェルメ・ラーゴ氏はその点を率直に認めつつ、「構造的な営業レバレッジは変わらない」と強調。投資拡大を嫌気してか、決算発表後の株価は10%近く下落しました。