注目度を高める「電設サブコン」人手不足を背景に選別受注→収益性向上の行く末いかに
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2025年、株式市場における評価を一際高めているカテゴリの一つが「サブコン」です。建設現場において、元請けの「ゼネコン」から専門的な工事を請け負う企業のことを一般に「サブコン」と呼びます。具体的には電気設備、空調設備、消防設備などです。
中でも目立つのが、電力会社系のサブコン。関電工(東京電力系)やきんでん(関西電力系)、クラフティア(九州電力系)、中電工(中国電力系)といった企業で、軒並み株価が上昇しているのです。業績も好調で、例えば「きんでん」は上半期の営業利益を前年比2.5倍に増やしています。
巷ではデータセンター需要の拡大が、電設系サブコンの業績を後押ししているという声もあります。果たして具体的にはどのような状況にあるのか、今回は上述した4社にフォーカスし、開示資料をもとに近況を紐解きます。