2025年11月22日 11:53
ライブ配信アプリ提供「ミラティブ」が新規上場へ。今後はVTuber市場全体を射程に
Finboard

ライブ配信アプリを手がけるミラティブが、2025年11月14日に東証グロース市場への新規上場を承認されました。2015年にDeNAの新規事業として始まり、2018年にMBO(経営陣による買収)を経て独立した会社です。

同社が提供する「Mirrativ」は、スマートフォン上で3Dアバター「エモモ」を作成し、手軽にライブ配信ができるのが特徴。ゲーム配信を中心に利用され、視聴者は「コイン」を購入して配信者に「ギフト」を送り、配信を盛り上げることができます。

配信者が受け取ったコインは、他の配信者への「再ギフト」として利用したり、一定基準を満たすと現金化することも可能。2025年9月時点で月間アクティブユーザー(MAU)に占める配信者の比率は31.8%。課金売上に占める配信経験者の割合は90.4%に達します。

本記事では、ミラティブの来歴を簡潔に振り返った上で、現在手がけているビジネスの詳細を開示資料をもとに読み解きます。競争の激しいこの領域で、同社はどのような成長戦略を描いているのでしょうか。