2025年10月31日 16:48
メタQ3決算:AI活用で足元も堅調、「超知能」に向けた巨額投資を計画
開示資料を元に作成

メタ・プラットフォームズが現地時間10月29日、2025年7〜9月期決算を発表しました。売上高は512億ドルで前年比26%増 、営業利益は205億ドルで同18%増。159.3億ドルの一時的な税金費用が計上され、純利益は27億ドル(前年比83%減)となっています。

今回もアピールしたのは、AIを活用した事業改善です。レコメンド機能によってユーザーのエンゲージメントは一層高まり、広告成果をさらに向上させています。中長期的には、どこよりも高度な「超知能」を実現することが会社として最大テーマの一つです。

AI需要に対応するためのインフラ投資も拡大する見通しです。メタは2026年に向け、総費用(Opex)が2025年よりも「著しく速いペース」で増加する見込み。設備投資(Capex)のドル建て成長額も2025年より「著しく大きく」なるとの見通しも示しました。

マーク・ザッカーバーグCEOは「メタを”超知能”開発の最前線にあるAIラボにする」という野心的な展望を語ります。そのためのインフラ投資は「積極的かつ前倒しで構築する」必要があるというわけです。本記事では、そんなメタ社の現状について最新決算をもとに紐解きます。