2025年10月31日 16:47
”人間力”で急成長「脱・個人主義」を掲げるコンサル企業のノースサンドが新規上場へ
Finboard

コンサルティング事業を手がけるノースサンドが10月21日、東証グロース市場への新規上場を承認されました。同社の理念は「世の中にまだない新しい価値を提供する」こと。IT領域から非IT領域まで幅広く支援することで業容を伸ばしています。

ノースサンドは2015年に設立され、この5年間で目を見張るような成長を実現しました。2025年1月期の売上高は164億円(前年比79.5%増)、営業利益は27.7億円(前年比153.7%増)を達成。2023年1月期からの売上高CAGR(年平均成長率)は92.1%にものぼります。

高成長の背景として同社が説明するのが、「人間力重視」「チーム主義」 を掲げる組織モデルです。コンサルティング業界といえば、”地頭”やスキルへの偏重、個人主義といったイメージがあります。常識とは逆行するアプローチによって、コンサルタント数の増加や高い稼働率の維持などに寄与していると言うのです。

果たしてノースサンドとはどんな会社で、これから何を目指しているのでしょうか。今回は、新たに開示された資料を中心に、同社の来歴とビジネスモデル、今後の展望を紐解きます。