来年からは一般ツイッタラーに
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「スムーズにいくのか?」と危惧された米トランプ大統領からの政権交代。
色々と騒動はあったが、2021年1月20日にはバイデン政権が誕生しそうだ。一方、予定通りに行かなさそうなのがTwitterアカウントの移行である。
トランプ陣営は大統領(@POTUS)、およびホワイトハウス(@WHITEHOUSE)のアカウントを移譲することを拒否したという。
POTUSは「President of the United States」の略で、2015年にオバマ大統領が使い始めた。 オバマ氏はSNSを積極活用した最初の大統領である。政権移行時には「好意的に」アカウントを譲り渡した。
政権移行後のTwitter運用やいかに
しかし、米国の法律としてTwitterアカウントの移譲が定められているわけもない。
現在、@POTUSには3,322万人のフォロワーがいる。あのトランプ氏が、これだけの影響力を手放したくないと思っても意外ではない。
バイデン氏はゼロからフォロワーを積み上げなくてはならないようだ。Twitter CEOのジャック・ドーシーは、トランプ大統領のTwitterアカウントをすでにアンフォローした。
ちなみに、米大統領はTwitterでも特別な権限を認められている。
一般人であれば、暴力を煽動したりフェイク情報を流したりすれば、Twitter社はそのユーザーを追放できる。しかし、米国大統領ではそうも行かない。
こうして生まれたのが、トランプ氏のツイートに警告ラベルを付けまくるという対策である。そんな努力からも来年の1月20日からは開放されるというわけだ。