米オンライン保険「レモネード」が急騰。キャッシュフロー黒字化も、流石に上がり過ぎ?
Finboard
米国のオンライン保険会社「レモネード」が、株式市場での評価をにわかに高めている。
レモネードは2015年に創業。かつてのユニコーンブームでソフトバンク・ビジョンファンドが出資した「AI銘柄」の一つだ。テクノロジーによって省人化・自動化を駆使したオペレーションによって低コストを実現するのが特徴である。
10月末に発表された7〜9月期決算で、経営陣はトップラインの成長が加速したことを強調。「ネットキャッシュフロー」が4,800万ドルの黒字だったこともアピールした。それから一週間の株価推移が上のグラフである。
ユニコーンバブルが過ぎ去ってからのレモネードは、上場企業としては言わばひっそりと成長を続けてきた。投資家向けのアピールは継続したが、この数年はほとんど脚光を浴びることがなかった。