2020年12月22日 08:00
子供服の追い風、止まらない
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子供服を販売する西松屋チェーンが9~11月決算を発表した。

  • 売上高は前年比14.5%増の427億円
  • 営業利益は552.7%増の45億円
  • 既存店売上は前年比114.3%

新型コロナ拡大による追い風は続いており、9~11月は客数・客単価ともに前年比106.9%、既存店売上は114.3%と2ケタ増で推移した。

西松屋チェーン

西松屋は郊外立地の大型店舗が多く、ゆったりとした店内で安心して買い物できることが顧客を引き寄せている。

2020年11月20日時点の店舗数は1,008店舗で、前年同期から1店舗減少した。3月からの9か月間で累計33店舗の新規出店を行ったが、不採算店舗の閉店やリプレースも積極的に進めていることから総数に大きな変動はなかった。

3か月間の営業利益は前年の6.5倍となる45億円に拡大しており、収益性が大きく改善している。 気温が下がったことから冬物衣料の売上高が伸長し、12月度単月の既存店売上が115.3%に再び加速。

通期の業績見通しを修正し、売上高は前回予想比1.9%増の1,590億円、営業利益は同じく25.9%増の107億円を見込む。これで今期3度目の上方修正となった。