十代で起業、50億ドル企業に成長させたインドのクイックコマース「Zepto」
ダークストア周辺で休憩するZeptoの配達員=Shutterstock
今回取り上げるのは、インドのユニコーン企業「Zepto」だ。
スタンフォード大学をドロップアウトして2021年に立ち上げた「Zepto」は、瞬く間に成長。2024年8月には評価額が50億ドルに達した。二人の創業者はどちらも二十代前半と非常に若い。
彼らが辿り着いたのは「ダークストア」によるクイックコマース。注文してから十分程度で食料品などを届けてくれる。
ダークストアとは文字通り、消費者には見えない店舗。あくまで配送拠点として設置され、商品は並んでいるが、客が訪れることはない。小型の物流センターとして機能させ、配送速度を上げることができる。自社で仕入れて販売するため、価格のコントロールも効く。