中国でシェア一位!アジアで成長続ける「日本ペイント」創業の起点は”白粉”
開示資料より作成
今回特集するのは日本ペイントホールディングス。国内を代表する「塗料」の会社であり、アジアで勢いを増すグローバル企業でもある。
2022年の売上高は1.3兆円を超え、前年比31%増。営業利益も1,119億円(同28%増)に増えた。牽引するのはアジア事業だ。日本ペイントは1962年、現地ウットラムグループとともにシンガポールで合弁事業「Nipsea」を立ち上げた。
それが今やアジアNo.1の塗料メーカーとなり、グループ全体の成長を支える。2020年には増資によりウットラムが親会社となる一方、ウットラムのアジア事業を買い取った。事実上の合併である。