2020年12月18日 07:23
美団、成長基調に
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中国でフードデリバリー等を展開する美団(Meituan)が7〜9月決算を発表した。

  • 売上高は前年比28.8%増の354.0億元(≒5,594億円)
  • 営業利益は同じく364.6%増の67.2億元(≒1,062億円)
  • フードデリバリー取扱高は同じく36.0%増の1,522.3億元(≒2.45兆円)

全体の取引ユーザー数は過去最多となる4億7,650万人(前年比9.3%増)に拡大。

フードデリバリーは夏場が注文のピークシーズンで、会員登録数が過去最高を記録。 スナックやアフタヌーンティーのカテゴリが好調だったほか、リピート顧客の利用増加も成長を牽引した。

Meituan

店舗・ホテル・旅行サービスはマーケティング施策「Season Plays」を実施、ホリデーシーズンの需要を取り込んだ。飲食店はフードデリバリー加盟店とのシナジー効果も見られ、取引件数(前年比3.7%増)、売上高(同4.8%増)いずれも前年比プラスに回復した。

新規事業セグメントは最も成長率が高く、売上は前年比43.5%増の82.3億元(≒1,235億円)に伸長した。

「Food + Platform」戦略を推進し、小売マーケットプレイス「Meituan Instashopping」や生鮮食品「Meituan Grocery」がユーザー、取扱高ともに急増している。

今四半期からは共同購入モデル「Meituan Select」の提供を開始、急拡大する市場での取り組みを強化している。