Work OSを標榜「Monday.com」マルチプロダクト戦略で急成長を続ける
開示資料より作成
ワークマネジメントツールのMonday.comが、マルチプロダクト戦略による成長を続けている。
同社は「Work OS」を標榜し、人々がより効率よく働くためのツール群を提供する。プロジェクト管理からCRM、開発者向けなど、展開する製品領域を成長とともに広げてきた。
重かった販売費用も対売上比で圧縮され、すっかり黒字化が近づいたように見える。先日発表された4〜6月期決算で、売上高は前年比42%増の1.76億ドル。営業損失は1,200万ドルだった。
Monday.comが現在提供するプロダクトは、大きく次の三つに分かれる。
まず一つ目が「Work Management」。同社が長年にわたって提供してきたワークマネジメントツールだ。各機能をブロックのように組み合わせられ、目標からタスク管理、ガントチャートなどをノーコードでカスタマイズできる。
続いて「Sales CRM」は、その名の通りセールス向けのCRMツールだ。2022年8月にリリースした新しいプロダクトで、やはりノーコードで柔軟に機能を組み合わせられるのが特徴。
そして最後が「Monday dev」。こちらも昨年10月に発表されたばかり。あらゆる開発プロジェクトに対応した使い方が可能で、外部サービスとの連携も充実。今年5月より正式なサービス提供を開始した。