2023年02月16日 12:00
【Airbnb】40%増収に高収益も両立!2023年に取り組む三つの戦略とは?
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開示資料より作成

バケーションレンタル最大手、エアビーアンドビー(Airbnb、以下エアビー)。シェアリングエコノミーの文脈で最も成功した企業の一つで、上場前から高い注目を集めてきた。

2020年からの三年間は、エアビーにとって逆風ばかりが目立った。パンデミックの影響は今なお残っている。さらに直近では、高いインフレ率や景気後退懸念、国際情勢の悪化など問題が続出している。

それでもエアビーは、過去最高の業績とともに2022年を終えた。現地時間2月14日に発表された通期決算で、通期売上高は84億ドル(前年比40%増)。営業利益は18億ドル(同4倍)だ。売上規模、成長性、収益性どれをとっても高い水準となった。

過去数年、同社が逆風の最中にあったことには良い面もあった。他の成長テクノロジー企業よりも先に、筋肉質な組織体制を構築できたからだ。この二年超、エアビーは従業員数をほとんど増やさなかった。

2019年と比べれば、むしろ5%減少しているほどだ。そして、売上規模は75%も伸びている。マーケットプレイス事業が持ちうる収益性の高さを、今最も体現しているのがエアビーと言って過言ではない。