2023年02月05日 11:06
Alphabet 4Q決算:広告需要の鈍化が鮮明、AI投資と効率化が二大テーマに
開示資料より作成

Alphabetの10〜12月期売上高は760億ドルとなり、前年比1%増にとどまった。為替影響を除外すると7%の増収。営業利益は182億ドル(17%減)だった。

主軸の検索関連(Google Search & other)売上が1.6%減(為替影響を除くとやや増収)だったほか、YouTube広告が7.8%減。広告売上全体が前年比3.6%減と低調で、需要低迷が鮮明となった。

決算発表前の一か月間でAlphabetの株価は20%以上も高騰していたが、決算発表後の時間外株価は4%超の下落。売上高、一株あたり利益ともに市場予想にとどかなかった。

検索広告を牽引したカテゴリは小売と旅行。成長率を押し下げたのは金融領域だった。小売はGoogleにとって大きな注力ポイントの一つで、今後より視覚的・没入的なショッピング体験を実現するという。