大企業の“DXブーム”に乗って大型IPO狙う ノーコードガイドツールのテックタッチに注目
Strainer
社内に次々導入されるSaaSやソフトウェアをすべて使いこなせているだろうか。現実には、社内サポート担当者のもとには日々社員からの質問が山のように舞い込んでいることだろう。
そんな “DX疲れ” の救世主として大企業で次々に採用されているサービスがテックタッチだ。特別なソフトウェアのインストールなしに、セールスフォースをはじめ、数多くのSaaS等のナビゲーションをノーコードで可能にする。
導入が簡単な理由は、ブラウザ拡張プログラムの利用だ。企業側はシステムの開発・改修が不要となり、プログラムをインストールするだけであることが、導入企業社数が伸びている理由だ。2022年10月には、利用ユーザー数が国内で200万を超えた。
1月11日にはシリーズBで総額17. 8億円の資金調達を発表。急速な成長を続けるテックタッチ代表の井無田 仲氏は今後3~4年以内で時価総額1,000億円サイズの大型IPOを狙う」と話す。テックタッチの自信はどこから来るのか。大企業のDXの波に乗った同社のビジネスモデルと成長戦略を聞いた。