2023年01月10日 12:00
スターバックスに起こる環境変化と野心的な成長戦略
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開示資料より作成

2022年の波乱相場で比較的堅調だったのが、米国のカフェチェーン「スターバックス」だ。6月まで軟調だった株価は、やがて復調。足元では時価総額1,200億ドルを取り戻した。

もっとも、内実は安穏としたものではない。コロナ禍で損益に影響が出た上、労組組成運動にも火がついた。ほどなくして実質的創業者ハワード・シュルツが暫定CEOに復帰し、組織の立て直しに尽力した。

昨年のインベスターデイではコーヒーテイスティングの場を設けるなど、同社ならではの形で投資家向けにプレゼン。新CEOとなるラクスマン・ナラシンハン(Laxman Narasimhan)も、ここで紹介されている。

全体335分ものイベントで見えてきたのは、スターバックスが対峙する市場環境の重大な変化だ。今回は、米国のカフェチェーン「スターバックス」が取っている打ち手の数々をストーリー立ててご紹介する。