2022年12月26日 20:43
【Affirm】マックス・レブチンCEO発言にみる不況下におけるBNPL決済の展望
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開示資料より作成

デジタル決済領域で近年、大きな注目を集めたのがBNPLサービスだ。商品購入時の「後払い」に新たな選択肢をもたらし、株式市場でも脚光を浴びた。

しかし例によって、市場は極端にふれる。米国のBNPL専業Affirm Holdingsは、株価がピーク時の十七分の一以上にも落ち込んだ。直近の時価総額は27.5億ドルである。

流通総額は伸びている。赤字は前からのことで、変わったのは市場の反応だ。とはいえ今が妥当な評価なのか、あるいは過小評価に振れてしまったかは判断の分かれるところとなろう。

CEOのマックス・レブチンは同社の展望について前向きな態度を保つ。今期中には営業黒字化(Non-GAAP)を宣言するなど、収益改善にも自信を見せている。

今回の記事では、まずAffirmのビジネスモデルについて改めて整理する。その上で、BNPL領域の市場環境と今後の展望、マックス・レブチンが語る今後の道筋について徹底解説する。