2020年12月16日 07:03
親会社と販促で協業
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アスクルが2020年5〜11月期決算を発表した。法人向けネット通販や個人向け『LOHACO』を展開する企業だ。

  • 売上高は前年比3.4%増の2,065億円
  • 営業利益は同じく70.9%増の59億円、過去最高をアピール
  • LOHACO事業の赤字額は上半期、23億円

法人向けは5月以降、中小企業などの事業活動が正常化したことで想定よりも早く回復。感染対策商品に対する継続的な需要増もあり、前年同期比で3.9%の増収となった。

アスクル

個人向けの『LOHACO』は2023年5月期までの黒字化を目指す。親会社ヤフー等と連携することで販促費・固定費を抑制、前年比で6億円の削減に成功した。

ソフトバンクの利用者なら毎週500円クーポンがもらえる「CYBER SUNDAY」や、最大28%が還元される『超ペイペイ祭り』などの大型販促を展開。11月以降の数値は堅調に推移しているようだ。

今期の売上予想は4,100億円(前年比2.4%増)に上方修正。法人向け販売が予想以上に回復していることを反映した。営業利益は108億円(同22.4%増)の予想である。時価総額は現在、2,371億円。