EV向け電池部材の米レッドウッド、35億ドルで米南部に新工場 生産能力は100万台分
バッテリー製品の回収ボックス=レッドウッド・マテリアルズ
EV向けの電池部材を手がける米レッドウッド・マテリアルズは、米サウスカロライナ州チャールストン郊外に新工場を設立すると発表した。投資額は約35億ドルで、部材の生産能力はEV100万台分に相当する見通しだ。米国ではEVの普及促進の動きが活発化しており、生産能力の強化で需要拡大に対応する。
レッドウッドは、テスラの共同創業者でCTOを務めたジェービー・ストローベル氏が2017年に設立した。同社は使用済みバッテリーを引き取り電池部材として再生産する事業を展開。取り出したニッケル、銅、コバルトなどを使って車載電池用の陽極・陰極材を作り、米国内のバッテリーメーカーに提供している。