新規事業を“共創”、NTTドコモのビジネスプログラム「39works」とは
Strainer
NTTドコモがビジネスプログラム「39works」を通じた新規事業の創出に注力している。同プログラムは、社外のパートナーとプロジェクト体制を組み一体となって企画から開発、運用、保守までを一貫して実施するのが特徴だ。
2017年のスタートからこれまでに約1280件のビジネスアイデアを生み出し、120件以上が検証段階にまで進み、40件以上を事業プロジェクト化している。
ドコモのコアビジネスとは重ならない領域での新たな収益源の創出を目的とし、これまでにプログラミング教育サービスの「e-Craft(イークラフト)」とMRデバイスを使って熟練工のスキル伝承を支援する「複合現実製作所」の2社が子会社としてスピンアウトした。
39worksを管轄するイノベーション統括部の責任者である稲川尚之氏は、CVCのNTTドコモ・ベンチャーズで社長を務めた経歴を持つ。7月にプロジェクトをリブランディングし、注力領域の絞りこみなど創出ペースの加速を目指し様々な施策を打ち出している。
今回の記事では稲川氏に聞いた、39worksの足元の状況と今後の方針について紹介していく。