2020年12月15日 07:11
ヒュンダイがあのロボット会社を買収
Giphy
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韓国の自動車メーカー、ヒュンダイ・モーター(現代自動車)はソフトバンクが出資するロボットメーカー「ボストン・ダイナミクス」の株式約80%を取得する。

評価額は約11億ドルで、ソフトバンクグループも引き続き持分を握る

ヒュンダイにとっては、次世代モビリティ実現のための大きな一手となる。彼らは今後のビジョンとして「Smart Mobility Solution Provider」というコンセプトを掲げる。

ビジョン実現のため、ヒュンダイは自動運転やコネクティビティ、スマートファクトリー、機械学習、ロボットなどといった先進技術への投資を本格化してきた。

言うまでもなく、ロボット産業が持つアップサイドは大きい。孫正義氏は「ボストン・ダイナミクスはスマートロボティクスの中心にある」とコメント。株主として、今後の将来性を確信しているようだ。

設立28年

ボストン・ダイナミクスの設立は1992年と、意外に古い。母体となったのはMITの研究プロジェクトである。

2013年にGoogleが買収した後、短期的に収益が期待できないとして売却に転じる。こうして2017年に獲得したのがソフトバンクグループだ。

近年は実用化も進んでいるようで、今年3月にはOTTO Motorsと提携。倉庫の無人化技術の開発でパートナーシップを組んだ。