グローバルベンチャーキャピタル（VC）のAntler（アントラー、シンガポール）は8日、日本法人「Antler Japan」を設立したと発表した。これまでに累計500社以上を輩出した起業支援プログラム「Antler Cohort Program」の日本展開を2023年1月から開始する計画だ。

2017年設立のAntlerはアーリーステージに特化したVCで、創業前のアイディア段階から起業家をサポートする点が特徴だ。

同社が展開するAntler Cohort Programは、創業直後のスタートアップや創業前の起業家を対象とした10週間のプログラムだ。参加者に対し金銭的な補助を行いながら、チーム作りや事業アイディアのブラッシュアップ、アドバイザー陣によるメンタリングなどを通じた立ち上げ支援を実施する。

プログラム終了時にはAntlerから2000万円の創業資金を獲得できる事業プレゼンテーションの機会も用意。そのほか専門家や協業企業などで構成されたグローバルコミュニティによる、顧客獲得などの戦略立案や資金調達の支援も提供する。