YouTuberなど「クリエイター」市場は1.3兆円 国内初の調査公表 成長に課題は?
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かつて作家や映画監督などを指す言葉として使われてきた「クリエイター」。ネットやYouTube、Instagramなどプラットフォームの普及により、個人が創作活動で収益を上げやすくなったことで、その定義も変化している。
海外ではYouTuber、Instagramer、TikTokerなど自己表現や情報発信でファンを抱える個人らが広くクリエイターと呼ばれるようになり、日本でも定着してきた。企業も特に若い世代向けの商品・サービスでは、テレビCMよりもインフルエンサーに宣伝を託す例が増えた。
このクリエイター市場は世界で1000億ドル(約15兆円)に上る一大産業に育っている。では、日本ではどれくらいの規模があるのか。業界団体などが10月中旬に発表した、国内初の調査が注目を集めている。
今回の記事では国内市場の概況に加えて、成長持続への課題や今後の展望、実際のクリエイターの懐事情も合わせてご紹介する。