RIZAPグループは変われるか 新事業・chocozapで営業利益300億円目指す
Strainer
パーソナルジム最大手のRIZAPグループは9月28日、中期経営計画を発表。2026年3月期で営業利益300億円という目標を打ち出した。
買収に次ぐ買収で拡大し、過去最高となった2022年3月期本決算でも営業利益は52億円だった。それを遥かにしのぐ計画値となったのは、新事業「chocozap」への自信からだ。
chocozapは、“世界初のコンビニジム”という触れ込みの新型フィットネスジムだ。月額3278円(税込)ながら24時間365日使い放題で、業界では非常に安価な部類に入る。アプリを利用し、入退館を無人化したり、ライフログやAIを活用したソリューション提供を行ったりするなど、徹底的な省人化を図っているようだ。
多角化によって売上を拡大してきたRIZAPグループにとっては、ある種の“本業回帰”でもある。彼らはどのような未来図を描いているのか。近年のRIZAPグループの歩みと、“本業回帰”に至った経緯を中期経営計画から読み解こう。