2022年10月06日 18:28
Spotify 、有害コンテンツ検知技術の「Kinzen」を買収 安全性を強化
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Spotify

音楽配信大手のSpotify は、コンテンツの監視サービスを展開するKinzen(アイルランド)を買収したと発表した。買収額などの詳細は公表していない。両社は2020年からパートナーシップを結んでいたが、買収によりポッドキャストなどに含まれる偽情報やヘイトスピーチへの対処を加速する。

Kinzenは機械学習を活用し、文章や音声、動画などから偽情報や暴力的な内容などを検出する技術を強みとする。Spotifyは「Kinzenの持つ技術や専門家は、潜在的に危険なコンテンツを大規模に検知するために不可欠だ」とコメントした。

Spotifyでは、ポッドキャストを通じたコロナに関する不正確な情報発信が問題視され、抗議のため一部の歌手が楽曲提供を配信を停止する騒ぎに発展していた。

これを受け同社はプラットフォームにおけるコンテンツのルールを策定し、6月に安全諮問委員会を設置するなどの対策を講じていた。