2020年12月11日 07:52
下期にかけて売上加速へ
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ラクスルが昨日発表した2020年8〜10月期決算は、最終損益が4,200万円の黒字だった。

展開する主要事業は印刷EC「ラクスル」と、トラック輸送のマッチング「ハコベル」、それからTVCMを一気通貫して実現する「ノバセル」である。

  • 売上高は前年比10.9%増の59.4億円
  • 営業利益は6,600万円
  • 主軸のラクスル事業は前年比10.3%増収の売上44.4億円
  • ノバセル事業は同19.1%増の8.7億円
  • ハコベル事業は同2.0%減の5.5億円

ラクスル

年内にダンボールワン社の株式取得(約49%)を予定。段ボールや梱包材の受発注プラットフォームを展開する企業だ。月商は3.5億円規模。

ノバセル事業ではADKマーケティング・ソリューションズと提携。総合広告代理店とのタッグによる事業価値拡大を目指す。

ハコベル事業は案件の選別がひと段落し、注文件数が急回復。軽貨物の案件が増えているため、平均単価は減っている。

3事業とも、ネット企業としてはコロナ禍による影響を大きく受けたジャンルだ。売上高は下期にかけて加速する見通しだという

株価は比較的堅調な推移で、現在の時価総額は1,353億円。通期での売上予想は270〜280億円(前年比25.6〜30.3%増)である。