2020年12月11日 07:51
インターネット販売が急増
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米国の会員制スーパー「コストコ」が発表した9〜11月期決算は、最終損益が38.2%の増益だった。

  • 総売上高は前年比16.7%増の432億ドル
  • 営業利益は同じく34.8%増の14.3億ドル
  • 既存店売上は前年比17.1%増(為替・ガソリン価格固定)と加速

Costco

Eコマースが前年比86%増

成長著しいのはオンライン通販である。前年比86%もの拡大となったが、前回四半期よりは少し緩やかになった。

地域別の既存店売上は米国が前年比17%増、カナダで16.8%増、その他海外は17.7%増とそれぞれ堅調だった。全て為替固定、ガソリン価格の変化を除外した値だ。

コストコはオンライン「限定」の商品販売も訴求。彼らの根本にあるのは会員制・卸値で買えるというボリュームディスカウント型事業モデルだ。

消費者にとっても、定番商品をバルクで購入するような利用ケースが多い。そう考えると、実はEコマースとの相性が良いというのはうなずける。

時価総額は現在、1,645億ドル。年初から28%ほど高騰しているが、ウォルマート(時価総額4,160億ドル)と比べると半分以下の水準。同じくウォルマート株は、年初来24%の上昇である。