「日本の銀行は6年前の米国と同じ」米nCino・Executive Vice Presidentが語る“世界で勝つ”ビジネスモデル
Strainer
銀行業務支援SaaS「nCino Bank Operating System」を提供するnCino。米ナスダックに上場し、グローバルで1750以上の金融機関にサービスを提供するベンチャー企業だ。
もともとは中小企業専門の貸付銀行で生まれたクラウド型の業務システムだったnCino。売上収益は右肩上がりで、2022年1月期本決算では約2.7億ドルとなった。今年度は米大手銀行・ウェルズファーゴとの取引を開始。さらなる拡大を図っている。
nCinoが次なるターゲットの一つとしてとして切り込んでいるのが日本市場だ。2019年に上陸し、今期は複数行の導入が見込まれるようだ。
nCinoのExecutive Vice Presidentであり、グローバルチャネルおよび APAC 担当役員であるDavis Brannan氏は「日本は5、6年前の米国に近い状態にある」と語り、日本市場の拡大の余地があることを確信しているようだ。
今回はDavis Brannan氏と、nCino 日本法人代表取締役社長の野村逸紀氏にインタビュー。nCinoの日本展開に加え、彼らが想定する「銀行業界を取り巻く課題」を聞いた。