2022年09月02日 15:45
植物肉のDAIZ、日清製粉と資本提携 新工場にノウハウ取り込み
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植物肉スタートアップのDAIZ(熊本県熊本市)は2日、日清製粉グループ本社から出資を受け、資本業務提携したと発表した。出資額や比率は非公表。提携により日清製粉の子会社が持つ製品ラインの自動化などのノウハウを取り込むほか、研究開発や販路拡大でも協業する。

DAIZは2024年夏をメドに、熊本県内で年2万トンの生産能力を持つ新工場を稼働させる計画だ。同県に構える主力工場は年4000トンの生産能力を有するが、海外需要や大型受注の増加などで供給の上限が近づいている。

新工場は開発と生産の両機能を一体化させた「マザー工場」と位置付け、生産拡大に加え製品開発も加速させる狙いだ。

DAIZは2015年設立のフードテックベンチャー。植物肉「ミラクルミート」を食品や外食企業に販売する。独自の大豆栽培技術により大豆特有の青臭さを減少させ、高い栄養価を持つのが特徴だ。

これまでに味の素や日清食品ホールディングスなど食品大手や飲料メーカー、商社などもDAIZに出資している。