2022年08月30日 14:48
貿易情報連携のトレードワルツ、9億円を調達 三菱倉庫や豊島が出資
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貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」を運営するトレードワルツ(東京都千代田区)は30日、9億円を調達したと発表した。三菱倉庫や繊維商社の豊島など5社が出資し累計調達額は39億円となった。調達資金は営業や開発の体制強化に投じる考えだ。

トレードワルツは、NTTデータが開発を進めていた貿易プラットフォームの運営を目的に2020年4月に設立された。三菱商事や三菱UFJ銀行なども共同出資し、同年11月に事業を開始した。

TradeWaltzは貿易書類を電子化するサービスだ。荷主や銀行、保険会社や物流会社などが情報共有で利用する紙の書類をデータで一元管理でき、書類作成にかかる時間やコストを4割以上減らせるという。またブロックチェーン技術を活用して書類の原本保証と不正改ざん防止を行うため、データの安全性も確保できるとしている。