オンリーストーリーが約10億円調達 6千社利用の「決裁マッチング」開発強化へ
決裁者マッチングサービスのイメージ=オンリーストーリー
2017年設立のスタートアップ、オンリーストーリー(東京都渋谷区)が新たに9億5500万円を調達した。決裁権限者同士をマッチングし、商談などを円滑に進められるプラットフォームを6000社超が利用。さらなる機能拡充など開発、サポート体制の強化に資金を振り向ける。
ベンチャーキャピタルのニッセイ・キャピタルや経済メディア運営のユーザベースに第三者割当増資を実施し、金融機関からの融資も受けた。累計の調達額は約26億円となる。
サービスでは、決裁権限のあるビジネスパーソン同士が買いたい・売りたい商材などを提示してやりとりできる。直近1年半で利用社数は2倍に急拡大した。
営業の商談以外にも、企業幹部らが他社との交流から経営課題全般の解決を目指せるプラットフォームとなる目標を掲げる。資金は開発体制の強化、顧客支援にあたる人員の採用、マーケティングに充てる。
10日には、オンリーストーリーのコンサルタントが企業のBtoBのセールス活動を支援する新サービス「セールスムーズ」の試験提供も始めた。