決算解説「Alphabet」オムニ対応、コマース連携、クラウドに注力
Strainer
Alphabetが26日に発表した4〜6月期決算で、成長鈍化と収益性悪化の両面が明らかになっている。
コロナ禍による追い風が一巡する中、株価は半年で20%近く下落。株価収益率(PER)は20倍を下回り、市場での評価も一変した。
米国の大手テクノロジー企業の決算には世界中の注目が集まる。FRBによる金融引き締めが避けられない中、経済を牽引してきた巨大プラットフォームの動向はあまりに重要だ。
Alphabetが目下注力しているのは次の三つだ。検索サービス自体のオムニチャネル対応、コマース連携の強化、それからクラウド事業の推進だ。
本記事では、同社の経営幹部ピチャイCEO、ポラットCFO、シンドラーCBOらの発言から上記三つのポイントを中心に解説する。