Voicyが27億円調達 音声配信PFの機能拡充へ
Voicy
音声番組配信プラットフォームを運営するVoicy(ボイシー、東京都渋谷区)は13日、第三者割当増資により27億3000万円を調達したと発表した。
ベンチャーキャピタル(VC)のグローバル・ブレインや電通の傘下ファンドなど既存投資家に加え、PR TIMESや個人投資家が引き受けた。今回で、累計調達額は36億円となった。
どんな会社?
Voicyは2016年の創業。主力サービスの「Voicy」は、個人や企業がパーソナリティとして音声番組を配信できるプラットフォームだ。
配信者は企業からのスポンサー料や有料会員からの課金で収入を得られる。中には1ヶ月に900万円以上を稼ぐ配信者もいるという。
テレビなど72チャンネル以上のメディアがVoicyを活用しニュースなどを音声配信している。同社は配信者の審査制度を設けており、通過率は5%前後だ。厳選された人材を集め配信の質を高めている。
チャンネル数は1600を越え、2022年のVoicyの会員登録者数は約150万人と前年から2倍に増えた。
資金使途は?
配信者が発信しやすい環境づくりのための機能拡充に充てる。具体的には、プレイリストなど放送の検索性を高める機能や、配信者の収益やコミュニティ形成を支援する機能などだ。開発に必要な人材採用にも活用する。