2022年06月30日 17:38
Jフロント、1Q利益が3年ぶり黒字化 客入り回復と反動増
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J.フロントリテイリングは30日、2023年2月期1Qの連結決算を発表した。営業利益が75億6000万円(前年同期は38億円1900万円の赤字)、純利益が59億7400万円(同30億6200万円の赤字)となり、1Qとして3年ぶりに黒字に転換した。

なぜ?

売上高にあたる売上収益は11%増の819億円だった。前年同期は新型コロナ下で百貨店の休業などの影響があり、客入りの回復と反動増でプラス成長となった。

売上増に加え、前期に雑貨専門店の株式譲渡に伴う損失を計上した影響で、利益もプラスとなった。

詳しい業績

休業の反動で、「大丸松坂屋」の百貨店事業の売上高は488億円と23%増えた。ただコロナ影響が軽微だった2020年2月期比では、1店舗以外で依然としてマイナスとなっている。

画像名

「パルコ」のSC事業は4%減の131億円だったが、子会社譲渡の影響を除くと増収だった。パルコの月別テナント取扱高は3月に18%減だったが、5月は7%減まで回復してきた。