『ザ・クラウン』英国王室で物議
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ネットフリックスの「ザ・クラウン(The Crown)」は、20世紀後半の英国王室を描いた政治ドラマ。2016年より開始し、現在4シーズン目が公開されている。
この作品が今、英国で論争を呼んでいる。
第4シーズンはチャールズ皇太子と故ダイアナ元妃の関係悪化を描いているが、これにイギリスの閣僚などが懸念を示しているのだ。
オリヴァー・ダウデン文化相は「(若い世代が)フィクションを現実と取り違えるかもしれない」とコメント。フィクションであることを明記するよう求めた。
ところがNetflix側はこれを拒絶。「我々はつねにザ・クラウンを”ドラマ”として届けてきた」として、注釈を付けない方針を示した。
脚本・製作総指揮のピーター・モーガン氏は、作品について「創造的な想像力によるもの」としており、調査とドラマの綱引きが常にあることを認めている。
ヘンリー王子はNetflixとの契約も
ドラマと言えど、デリケートな話題であるのは確かだ。2人の息子であるウィリアム、ヘンリー両王子は快く思ってないようだと、各メディアが報じる。
一方、ヘンリー王子夫妻はNetflixと巨額の複数年契約を結んだことが分かっている。共同CEOのリード・ヘイスティングスは以前、インタビューで「素晴らしいコンテンツになる」と自信を見せた。