2022年06月21日
リハビリ機器のLIFESCAPES、7億円調達 医療機器の承認取得へ
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LIFESCAPES

医療機器を開発するLIFESCAPES(東京都港区)が、ベンチャーキャピタル(VC)などから総額7億2000万円を調達したと発表した。同社は脳とコンピューターをつなぐ「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)」技術を活用し、脳卒中などで手がマヒした患者のリハビリ支援機器を開発する。調達資金を使い医療機器の承認取得を目指すほか、取得後の販売体制構築にも振り向ける。

誰から調達?

慶應イノベーション・イニシアティブや三菱UFJキャピタルなどVCやロボット開発のCYBERDYNE(サイバーダイン、茨城県つくば市)など8社を引受先とする第三者割当増資を実施した。累計調達金額は9億6000万円となった。

どんな会社?

慶應義塾大学の研究成果を基に、2018年に設立されたスタートアップだ。活用のスタートアップだ。脳卒中などによる重度運動障害の治療の実現をミッションに掲げ、BMIをコア技術とした医療機器の開発に取り組んでいる。

開発中の機器は患者の脳信号から、特定の部位が損傷を受けた場合に残されたほかの領域がその機能を引き継ぐ「機能代償」回路の活動を検出する。手に装着したロボットに回路の活動を反映させ、脳と麻痺部位をつなぐ神経回路の再構築を促す。再構築により、ロボットを外した状態でも患者の意志で麻痺した手を再び動かせるようになることを目指している。

同社によれば25歳以上の4人に1人が脳卒中を発症し、一命を取り留めた場合でも多くの患者は重度の運動障害を抱えることが多い。重度障害には効果的な治療法が存在せず、有効なリハビリ法などが求められている。