Stitch Fixが今朝、8〜10月期決算を発表した。

彼らが提供するのは、データサイエンスとスタイリストのハイブリッドによる「服の提案EC」である。

• 売上高は前年比10％増の4.9億ドル
• 営業損益は1,953万ドルの赤字
• アクティブ顧客数が376万人（前年比10.2%）に加速

向かい風でも成長、今後加速へ

2020年に顕在化したコロナ禍は、Stitch Fixにとって明確に向かい風だった。経済的に困窮する人も増える中、巣篭もりで服を買う需要自体が減少した。

株価は2月から3月にかけて半減。しかし、その後は底堅い業績を見せることで評価を回復している。7月にはパンデミック前の水準に戻り、以後も高騰が続く。

今回決算では、時間外37％もの急騰となっている。

株価が急騰した背景にあるのは、今後の業績予想にある。2Q売上は前年比12〜14%成長に加速（5.06〜5.15億ドル）、調整後EBITDAもマイナス600〜300万ドルに改善する見込みだ。

さらに、通期売上は前年比20〜25％増の20.5〜21.4億ドルに加速する予想だ。Stitch Fixについては、今日の深掘り記事で決算コールまでしっかりチェックしたい。