Microsoft、「メタルギア」のコジマプロと提携 Xboxの新作で
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米Microsoftは米国時間12日、「メタルギア」シリーズなどで知られる小島秀夫氏が率いるゲーム制作会社、コジマプロダクション(東京都港区)と提携すると発表した。今後1年間でXboxの新作を数十作品投入予定で、コジマプロとも連携してクラウド型ゲームの開発を進める。
提携の狙い
Microsoftのゲームイベント「Xbox & Bethesda Games Showcase 2022」で、小島氏が「Microsoftの最先端クラウドテクノロジーと市場の変化で、未知なる構想への挑戦がようやく可能になった。 誰も体験したことも、見たこともない全く新しいものが作れる日をずっと待っていた」と語った。
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詳細な構想は明らかにしなかった。発売日についても「少し時間はかかる」(小島氏)とした。コジマプロはMicrosoftのゲーム開発部門、Xbox Game Studiosと連携する。SNS上では「インフラが整いつつあるところでビッククリエイターに任せるのは面白そう」「小島監督の最新作ならやる」と期待の声が相次いだ。
Microsoftの戦略
Xboxだけでなく、テレビやスマートフォンのアプリ、パソコンから1つのゲームを遊べるクラウドゲームのプラットフォーム構築を目指す。韓国サムスン電子とも連携し、同社のテレビからXboxのアプリを通じて100以上のゲームを利用できるようにした。
複数のデバイスから数百種類の作品で遊べる月1100円のサブスクリプション型のサービスに力を入れる。1月時点の利用者数は2500万人を超えた。ソニーグループや米Amazonも定額課金のゲーム領域の事業育成を急ぎ、コンテンツ開発や環境整備の競争が激しくなっている。