ファンプラットフォームのガウディ、25億円を調達 東南ア進出へ
Gaudiy
ブロックチェーン技術などを活用したファンプラットフォームを提供するGaudiy(ガウディ、東京都渋谷区)は1日、シリーズB(成長期)ラウンドのファーストクローズで25億円を調達したと発表した。国内外での人材採用や新規事業開発、海外展開の資金に充てる。
Detail(具体的な内容)
既存投資家であるベンチャーキャピタル(VC)のSTRIVEやジャフコグループに加え、SBIインベストメント、KDDIとバンダイナムコエンターテインメント傘下ファンドを引受先とした第三者割当増資を実施。今回のラウンドで、累計調達額は28億円となった。今夏にはセカンドクローズでの追加調達を予定する。
調達資金はエンジニアやデザイナーの採用や既存サービスを拡充するための技術投資、仮想空間「メタバース」事業などの新サービス開発に充てる。
また、海外展開を本格化させる考えで、2022年内にブロックチェーン技術の発展が著しい東南アジアへの進出を狙う。現地でサービスを展開するほか、現地企業への投資も検討している。
Company (どんな企業?)
2018年創業のガウディは、NFTや自身に関する情報を自分の手で証明するDID(分散型ID)などブロックチェーン技術に強みを持ち、ファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink(ガウディ ファンリンク)」を提供する。
企業は提供された基盤を使い、アニメや漫画などの知的財産権(IP)ごとにコミュニティーを作ることができる。コミュニティー内ではファンがNFTやイラスト、動画、電子書籍などを購入できる。ソニー・ミュージックエンタテインメントや集英社、バンダイナムコ、アニプレックスなど10社程度が導入している。