2022年05月30日 15:34
スマートロックのキャンディ・ハウス、約5億円を調達 新製品開発を加速
CANDY HOUSE JAPAN

スマートロック「SESAME(セサミ)」シリーズを展開するCANDY HOUSE JAPAN(キャンディ・ハウス・ジャパン、東京都中央区)は30日、約5億円の資金調達を完了したと発表した。調達資金は生産などの運転資金や、新製品開発のためのエンジニアの採用費用に充てる考えだ。

Detail(具体的な内容)

伊藤忠商事、IT関連のWiz(東京都豊島区)、不動産賃貸仲介のApaman Network(東京都千代田区)などを引受先とした第三者割当増資を実施した。調達した資金をもとにエンジニアを採用し、スマートロックに関連する「カードリーダー」や「ドアベル」などを想定して新製品開発を加速していく方針だ。

Company (どんな企業?)

キャンディ・ハウスは2017年に設立された米シリコンバレー発のスタートアップだ。現在は日本に拠点を置き、スマートホーム機器を手がけている。スマートロックは既存の鍵の上に取り付けて使用する。BlootoothやWi-Fiでスマホと連携することで、自動での鍵の開閉や遠隔操作、友人や家族間での鍵の共有もできる。

同社のスマートロック「SESAME4」は、税別4980円と競合製品の半額程度で購入でき、日本に1000種類程度あるという鍵の形状の、ほとんどに対応できるとしている。住宅向けのほか、自転車向けのスマートロック製品も展開する。

Comment (関係者のコメント)

「IoTスマートホーム市場で、スマートロックは家庭や中小企業のDX化のキラーデバイスとなり得る」(伊藤忠商事 梶原浩・執行役員)