サンウェルズが上場へ、難病専門の老人ホーム運営
開示資料より作成
難病である「パーキンソン病」専門の老人ホームを運営するサンウェルズ(金沢市)が23日、東証グロース市場への新規上場を承認された。上場日は6月27日を予定する。
Company (どんな企業?)
前身となる介護関連企業を2006年に設立し、現在は北海道や北陸地方などで有料老人ホーム「PDハウス」を12施設運営する。大学病院や専門医と連携することにより、専門医監修によるパーキンソン病に特化したリハビリプログラムを取り入れている。専門医が訪問診療を行い、「入居後も安心して治療を継続できる」としている。
介護施設運営の他に、福祉用具のレンタル・販売、住宅のリフォーム事業や加圧トレーニングジムの運営事業も展開する。
Detail(具体的な内容)
2022年3月期の売上高は84億円、経常利益は3億4800万円だった。
上場に伴う株式の想定発行価格は1940円、上場時発行済株数は1174万株。想定時価総額は227億円となる。
Strategy(企業戦略)
有価証券報告書によると、2023年3月期に大都市圏や地方中核都市を中心に更なる全国展開を進め、施設数を20にまで拡大する見込みだ。「大都市圏では期間を空けずに新規開設することにより、エリアの囲い込みを狙う」としている。