2022年05月25日 18:04
スポーツテックのユーフォリア、7億円調達 コクヨとは業務提携
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shutterstock

スポーツテックのユーフォリア(東京都千代田区)は25日、シリーズC (事業拡大段階)ラウンドで7億円を調達したと発表した。同社はアスリートの体のコンディションを可視化し管理するシステムと、蓄積したデータを活用した商品開発・マーケティング支援の2つの事業を展開している。調達した資金を活用し、管理システムをアマチュアなどに拡大するほか、スポーツの専門家らと協力し新機能の開発を進めていく。

Detail(具体的な内容)

慶應義塾大学のベンチャーキャピタルや投資ファンドのイノベーション・エンジン、りそなホールディングスやKDDI、健康機器を手がけるMTGのそれぞれの傘下ファンド、人材サービスのアトラエ、コクヨを引受先とする第三者割当増資を実施した。

また、コクヨと業務提携を結んだと発表。オフィスワーカー向けにウェルビーイング(心身の健康や幸福)に関連するサービスを共同開発していく。

Company (どんな企業?)

ユーフォリアは2008年設立。コンディション管理システム「ONE TAP SPORTS(ワンタップスポーツ)」を主力サービスとして展開する。ラグビー日本代表などトップアスリートからも支持を受け、学生やアマチュアも含む国内外の約1700チームで導入されている。

日々入力する疲労度や体温、睡眠時間などのデータを自動でグラフ化し、選手のコンディションを個人だけでなくチーム単位でも管理できる。過去のケガの発生状況や運動負荷のデータも蓄積し、適切なトレーニング計画を立てることもできる。