中高年エンジニアを中心とした人材紹介を手がけるエイジレス（東京都渋谷区）は18日、創業初期にあたるシードラウンドで1億1千万円の資金調達を完了したと発表した。

VCのEast Ventures（イーストベンチャーズ）などや、複数の個人投資家を引受先とした第三者割当増資を実施した。調達した資金をもとに、組織体制を強化し顧客の開拓を進める。

シニア層に向けたリスキリング（学び直し）研修や、企業向けに50代以上の社員に対するキャリア、能力開発サービス事業も展開する計画だ。

エイジレスは2021年設立で、中高年向けキャリアコーチング事業や、転職支援・人材紹介事業を展開する。同社の支援事業を通じ、「72歳のRubyエンジニアがシェアリングエコノミー系スタートアップで活躍する」といった事例もある。

同社に出資した北京五輪フェンシング個人銀メダリストの太田 雄貴氏は、「年齢を重ねた方々の経験や知識によって、社会をより良い場所にしていって欲しい」とコメントした。