TechMagic、パスタの自動調理ロボ開発 プロントが導入
TechMagic
調理ロボット開発のTechMagic(テックマジック、東京都江東区)は17日、開発したパスタ自動調理ロボット「P-Robo」が、カフェチェーンのプロントコーポレーション(東京都港区)が6月に都内でオープンするパスタの新業態で導入されると発表した。
テックマジックとプロントは2018年秋から自動調理ロボットの開発に取り組んできた。 開発したP-Roboは商品のオーダーから麺の茹で、具材・ソースの供給、調理、鍋の洗浄までを自動で行う。
アームロボットや、高出力のIH鍋、AIが具材の状態を把握する画像認識システムなどを搭載しており、従業員は盛り付けるだけでパスタを提供できる。
1食目は約75秒、連続調理時の2食目以降は約45秒という短時間でパスタを調理する。1時間あたり最大90食の提供が可能で、導入後は1~2人の省人化につながると想定する。
テックマジックは2018年設立の調理ロボットの開発スタートアップだ。
2021年には、VC大手のジャフコグループやSBIインベストメントなどを引受先として15億円を調達している。日清食品ホールディングスやキユーピーなど食品大手とも連携し、調理ロボットの共同開発を進めている。