VCのXTech、130億円の2号ファンド 40社超に出資へ
XTech Ventures
ベンチャーキャピタル(VC)のXTech Ventures(クロステックベンチャーズ、東京都中央区)は13日、総額約130億円の2号ファンドの組成が完了したと発表した。事業領域は限定せずに、累計40〜50社に出資していく。
組成開始を発表した2021年2月には100億円規模の調達を予定していた。ニュース配信アプリのGunosy(グノシー)や人材サービスのエン・ジャパン、独立行政法人の中小企業基盤整備機構(東京都港区)が資金拠出を表明している。
クロステックは「初回投資では2000万〜数億円の投資が可能」としており、すでに11日時点で23社に投資した。このうち2億円以上を出資したのは2社で、「Web3、メタバースなどに積極的に投資している」(同社)という。
2018年から運用する50億円規模の1号ファンドは39社に投資し、空間の貸し借りをネット仲介するスペースマーケットなどがIPOした。「(2号は)倍以上のファンドサイズになるが、投資社数は若干増やす程度で、1社あたりの追加投資額を増やしていく」(クロステック)としている。