Meta、初の実店舗を米国でオープンへ
Metaが米国で開く直営店の内観=Meta
米IT大手のMeta(メタ)が初の実店舗を米国で開く。VR(仮想現実)ゴーグルなどの製品を直接体験してもらうことで購買を促し、同社が推進するメタバース事業の強化につなげたい考えだ。
カリフォルニア州バーリンゲーム市に開く直営店「メタストア」は、店舗面積が約140平方メートルで、VRゴーグル「メタ・クエスト(旧オキュラス・クエスト)」シリーズのほか、Ray-Ban(レイバン)と共同開発したスマートグラスやビデオ会議端末も販売する。
実店舗の狙いについて、メタストアの責任者は「我々の製品が将来的にメタバースへの入り口となりうるということを、人々に理解してもらうためのものだ」と説明している。
同社は2021年にフェイスブックからメタへと社名変更し、仮想空間「メタバース」の構築に注力してきた。これまでに、VRゴーグルを通じて仮想空間内で会議ができる「ホライゾン・ワークルーム」などのサービスを展開している。
米グーグルは2021年に自社開発のスマートフォンなどを販売する直営店をニューヨーク市で開設した。大手IT企業の間で消費者の反応を直接確かめるために、実店舗を開く動きが広がっている。