2022年04月28日 18:32
メルカリ、GMV成長率が鈍化
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メルカリが4月28日、2022年6月期第3四半期決算を発表。四半期の売上高は385億円で、会計方針変更の影響を除外すると前年比14%成長。営業損失は29億円(前年は1億円の黒字)となった。

メルカリJPの売上高は前年比11%増の224億円。新規ユーザ獲得に注力し、積極的なマーケティングを実施。調整後営業利益率は24%で、前年から10pt減少した。

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メルカリJPのMAUは前年比9%増の2,069万人。GMVは同12%増の2,326億円。通期GMVは、期初に掲げた20%成長から13%前後の成長へ修正。背景には、二つの要因がある。

緊急事態宣言の解除以降、在宅時間の減少などにより、出品者と購入者のバランスが悪化。加えて、去年末からクレジットカードの不正利用が増加したことで、幅広いユーザーへの利用制限も実施したという。

メルカリUSは、インフレなど外部環境の変化を受けて、GMVは前年比6%減。出品の簡便化を中心に、使いやすさの向上に向けた施策を着実に推進する。

同日、未開示だった通期業績予想を発表。売上高は前年比38.5%増の1,470億円。マーケティング施策や人材採用等の投資を積極的に行った結果、営業損益は96.8億円の赤字(前年は51.8億円の黒字)となる見通しだ。